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多重債務を抱えた場合の解決策や手続きについて詳しく解説

当ページでは多重債務者になった場合の解決方法や各種手続きについてまとめています。債務整理の種類や費用、自己破産した場合の復権までの期間など、知っておくと安心な情報を掲載しています。ぜひご参考にしてください。

多重債務者はどうなるの?その末路とは

多重債務に陥ってしまった女性

多重債務者とは、消費者金融やカードローンなどで借金を重ね、幾つかの業者からお金を借りている人のことです。
借金の金額が雪だるま式に膨らみ、返しても返しても減らない…と絶望する人も少なくありません。
そんな多重債務者は最終的に一体どうなってしまうのでしょうか?
当ページでは多重債務者の行く末についてご説明していきます。
借金に苦しむ人生にならないために、ぜひご参考にしてください。

多重債務から脱出する方法

多重債務者

多重債務を抱え返済に行き詰まり、どうしようもなくなってしまった…
そんな時、多重債務を法的に解決する方法があります。
それは「債務整理」です。

債務整理とは?

借金を返済する義務を整理するという意味合いです。
具体的には、借金の金額を減らしたり支払い期間を変更するなどの交渉や手続きを行い、法的に借金を整理していきます。
なお、債務整理には以下の種類があります。

1.任意整理

弁護士や司法書士が貸金業者と交渉を行い、利息の見直しや借金の減額などを話し合う方法で、裁判所を介さずに行われます。
手続きは1〜3ヶ月ほどで終わり、最も利用する人が多い債務整理です。

2.個人再生

裁判所を通して行われる債務整理で、借金返済が難しいことを証明した上で裁判所に債務の減額を認めてもらう方法です。
任意整理と比較すると、個人再生の方が借金を減額できることが多いですが、継続した収入がない人は利用できません。
手続きは3〜6ヶ月ほどかかり、減額してもらった借金を分割して3〜5年間かけて返済していきます。

3.自己破産

借金返済の最後の手段です。
借金が財産を処分しても返済しきれないと裁判所に認めてもらい、返済義務を免除してもらう手段です。
借金がなくなりますが、貯金や家などの財産も失います。
手続きは半年ほどかかります。

借金苦に陥ってしまったら、債務整理を検討するのも一つの手段です。
借入先が数社に及ぶ場合や、利子の返済で一向に借金が減らない場合は、一度相談してみる方が良いかもしれません。
借金生活から解放されたいと感じたら、八方塞がりになる前に早めの行動を!

債務整理の費用は?

債務整理を依頼する女性

債務整理は弁護士や司法書士に依頼することができます。
その場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか。
これは依頼する事務所債務者の借金総額や状況によって大きく異なります。
また、案件に取り掛かるための着手金と、結果に応じた報酬金の合計が主に費用となりますので、結果によって費用が変わってきます。
ご参考までに目安としてご覧ください。

任意整理 着手金約 3万円〜
報酬金約 3万円〜
減額報酬 減額した10〜20%
個人再生 着手金+報酬金 約50万円〜
自己破産 着手金+報酬金 約50万円〜

自己破産後の復権

自己破産した男性

自己破産をすると借金が帳消しになる利点がありますが、一方で契約や諸処手続で制限されてしまうこともあります。
自己破産や債務整理をすると、信用情報に金融事故の記録が残るため、いわゆる「ブラックリスト」の状態になります。
その影響で、次のような行動は制限されてしまいます。

各種ローンの契約
消費者金融からの借り入れ
キャッシング
クレジットカードの新規契約や更新

しかし、永久的に制限されるわけではなく、信用情報において金融事故記録が消えれば、また上記のような行動を制限されることは無くなります。
金融事故記録が消えるまでの期間は、信用情報期間によって異なります。

機関名 年数
CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関) 5年
JICC(指定信用情報機関) 5年
全国銀行個人信用情報センター 10年

クレジットカード会社や信販会社、消費者金融ではCICやJICCに加盟していることが多いので、自己破産後5年間は利用できません。
また、銀行や信用金庫などの金融機関では、全国銀行個人信用情報センターに加盟していることが多いため、自己破産後10年間は金融機関のローンや融資は利用できません。

自己破産をすると返済能力の無いブラックリストとして登録されてしまうため、新たな借り入れやクレジットカードの作成が困難になります。
ブラックリストから解放されるまでには5年かかりますが、銀行のような堅い金融機関からお金を借りるには10年もの年月が必要です。
また、自己破産の手続き中は職業制限もあり、弁護士や税理士などの「士業」や、警備員などの職に就けませんが、自己破産手続きが終われば職業の制限は無くなります。

計画を立てて利用しましょう!

消費者金融やキャッシングなどを繰り返して多重債務者になってしまった場合に起こることについてご紹介してまいりました。
膨らんだ借金をどうしても返せなくなってしまったら、最終的には自己破産をして帳消しにすることもできますが、あくまで最終手段です。
そうならないためにも、借入をする際は金額を必要最小限に留めて、無理のない範囲で計画的に行ってください。